シャンデリア 照明

シャンデリアとは、天井から吊り下げる華やかな照明器具の一種です。
その名前は、フランス語の「chandelle」やラテン語の「candere」に由来し、「輝く・白く光る」という意味が込められています。

シャンデリアは、腕木と呼ばれるアーム部分が複数ついた形が一般的で、装飾的なデザインが多いのが特徴。
他の照明にはない華やかさから、お部屋に上品で独特の雰囲気をもたらしてくれます。

まるでアクセサリーのように、灯りを灯していない時でもインテリアの一部としてお部屋の中で存在感を放つ照明なんです。

01.シャンデリア照明のデザイン

照明器具がインテリアの一部として重要視される中、シャンデリアはそのデザイン性の高さから、欧米だけでなく日本でも注目を集め、一般の家庭でも取り入れられるようになっています。

最近では、ホテルなどで使われていた豪華なものだけでなく、シャンデリア照明自体もコンパクトサイズに。
アパートやマンションなどでも簡単に取り付けできる引っ掛けシーリング仕様も多くあるため、インテリアにこだわりたい方にも人気の照明器具になっているんです。

以前は応接間などで使われる特別な照明というイメージも強かったシャンデリアですが、最近ではリビングをはじめ、ダイニングやキッチン、寝室、玄関などの様々な場所で利用され、個々のスタイルで楽しまれています。

5灯や6灯など、電球をつける場所の多い明るいシャンデリアは、リビングやダイニングなどの広い部屋に、1灯タイプの小さめのシャンデリアは、玄関やキッチンなどにもピッタリ。
デザインも様々なので、お部屋のインテリアに合わせてシャンデリアを選ばれる方も増えているんです。

02.シャンデリア照明の明るさ

シャンデリアの明るさは、お部屋の照明を選ぶ上でも特に重要なポイント。
基本的に、シャンデリアは主照明ではなく補助照明として考えることで、理想の照明設計を楽しむことができるんです。

夜でも明るい光の中で過ごすことに慣れている方の場合、シャンデリアだけでは明るさが足りなく感じてしまうことがあります。
けれど、最近ではリラックスした空間づくりのため、欧米式のホテルのようにあえて明るさを落とした照明づかいを好む方も増えてきているんです。

照明は、明るさを取り入れるためだけに使うのではなく、おしゃれな空間を演出するためのアイテムとして考えることで、インテリアの楽しみ方も変わってきます。

03.シャンデリア照明の灯りの向き

シャンデリアは大きく分けて、定番のロウソク型のデザインになった上向きタイプと、シェードの付いた下向きタイプの2種類があります。

基本的に間接照明として使われるシャンデリアですが、灯りの向きによってもお部屋での灯りの印象も変わるんです。

中でも日本の方にも馴染みやすいのが「下向き」のシャンデリア。
シェードが付いて、下向きに電球が付いていることで、光が下に集まり、スポット的に床やテーブルの上を照らしてくれます。
下に明かりが集まることでシャンデリアの下で明るさを感じやすく、夜でも明るい光の中で過ごしたい方に人気のシャンデリアです。

それとは逆に、ロウソク型の電球が付いた「上向き」のシャンデリアは、空間全体を照らしてくれる特徴があります。
上に向かって灯りが広がるため、下向きタイプよりも床やテーブルの上などの生活スペースでの明るさは感じにくくなりますが、お部屋全体に明かりが広がることで、優しいリラックスした空間を演出してくれます。

シャンデリアの灯りの向きによっても印象が変わるので、自分が過ごしたいお部屋の雰囲気づくりに合ったシャンデリア照明を選ぶのが重要です。