ビンテージ チェア
イギリスやフランスから直接買い付け、専門の職人がキレイに修復した1950~70年代に造られたビンテージの椅子をご紹介しています。
1950年代~70年代に、イギリスやフランスで作られたビンテージチェア。
装飾の少ないスッキリとしたスタイルが特徴で、飽きのこないタイムレスデザインが現在でも人気の椅子です。
第二次世界大戦後のこの時期、デンマークなどの北欧では、シンプルな形の中にも温かみが感じられるデザイン性の高い家具や椅子が人気に。
戦後の物資不足や、経済成長による人々の生活スタイルの変化によって、家具や椅子がたくさん必要だったイギリスでも、大量生産しやすいシンプルな椅子に注目が集まりました。
もともと、家具や椅子製作において長い歴史と高度な技術力を持つイギリスの家具メーカーによって作り出された椅子は、洗練されたデザインが特徴。
多くの老舗家具メーカーが北欧スタイルの椅子を造るようになり、英国生まれの北欧式ビンテージチェアがたくさん誕生しました。
現在も人気の北欧スタイルですが、本物のビンテージチェアは年月を経たことで生まれる風合いも魅力です。
いろんな家具メーカーで、当時の北欧スタイルの椅子を真似たビンテージ風の椅子も作られていますが、ビンテージとの大きな違いは素材。
北欧デザインのヴィンテージ家具でよく使われているチーク材は、水や虫にも強く、現在では人工的に乾燥させて加工する木材も、時間をかけて乾燥させることで安定感のある高品質な木材になります。
ビンテージだからこそ生まれるツヤやデザイン性の高さも人気のひとつなんです。
シンプルでどんなスタイルにも合わせやすい北欧ビンテージチェアは、ダイニングで食卓テーブルと組み合わせて使われることも多く、ダイニングチェアとしても人気の椅子です。
どんな場所でもオシャレに使える、ヴィンテージチェアの特徴を3つご紹介します。
01. ストレート脚
ビンテージチェアの脚はスッキリとしたストレート脚が大きな特徴。
よく見るとただ真っ直ぐになっているだけでなく、足先に向かって細くなっていくテイパード脚になっていたり、表面の角が取られて滑らかになったものも多くあります。
この細かなデザインのこだわりが、シンプルさの中に温かみが感じられるポイントです。
02. 背もたれのデザイン
北欧ビンテージチェアの背もたれは木のフレームが使われることがほとんど。
シンプルな形だからこそ、背もたれに木を使って形作られたタテやヨコのラインも、本数や太さによって雰囲気も違って見えるんです。
また、背もたれ全体が木や布で覆われていないスッキリとしたデザインは、抜け感があり、どんなお部屋でも圧迫感なくオシャレに合わせることが出来ます。
03. 座面の形
クッションの付いていない板座のビンテージチェアには、足とお尻の部分に座繰りと呼ばれる彫り込みがあります。
この彫りが入っていることによって、長時間座っていても疲れにくくなるような工夫が施されているんです。
英国で作られた、品質の高い北欧ヴィンテージチェアの中でも、代表的な4つのメーカーやブランドをご紹介します。
Ercol
アーコール
イタリア出身の家具デザイナー、ルシアン・アーコラーニが1920年に創業した家具メーカー。
アーコール社の代名詞でもある曲げ木の技術が使われたアーコールチェアは、同じデザインで揃えやすいこともあり、現在でも人気のビンテージチェアです。
G-PLAN
Gプラン
何年もかけてプランを立てて買い足していく、という思いが込められたE.Gomme(イー・ゴム)社が手掛けた家具シリーズ。
キャビネットやテーブル、ドレッサーなど、いろんなアイテムが作られていて、トータルコーディネートもしやすいアイテムです。
Nathan
ネイサン
1910年代にイギリスで生まれた歴史あるネイサン社は、現在も家具を作り続けている老舗のメーカー。
当時の流通量が少なかったこともあり、デザイン性と機能性を兼ね備えたネイサン社の家具や椅子は、コレクターからの人気も高いブランドです。
McIntosh
マッキントッシュ
アレキサンダー・ヘンリー・マッキントッシュが1869年にスタートさせたブランド。
イギリス国内でもハイクラスな層に向けた質の高い家具や椅子製作を行うことで、ビンテージとしても多くの支持を集めていて、なかなか市場に出回らない希少なアイテムです。
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