もし輪ジミが付いても大丈夫!キレイに直せます。

天然木のテーブルにコースターなどを置かずに飲み物などを置いたまま放置しておくと、輪染みがつく事があります。
でも、実は天然の塗料で塗装されているアンティーク家具に付いた輪染みは、キレイに取る事が出来るんです!!

「わっ!輪染みが!!」まずは輪染みをチェック!

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熱い飲み物を直接置いたり、冷たい飲み物のコップの周りに水滴が付いたまま置きっぱなしにすると、こんな感じの輪染みが・・・
でも、安心してください。キレイにお直しすることができます。
では早速始めましょう。

まずはケンマロンで表面の塗装を削り落とします。

輪ジミがついた部分をケンマロンと言う布製の研磨剤を使って、塗装を削り落としていきます。

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実はこの作業、木を削っているのではなく、家具の表面に塗装されている古いニスを削り落としているんです。
輪染みの原因は、大抵、熱いものや冷たいものを直接、置いたことで、表面に施されていたアンティークのニスが剥がれていることが原因で白く見えているんです。
本体の木に輪染みが付いているワケではないので、上面のニスを剥がしてしまえば、輪染みもキレイに取れます!

と言うのも、アンティークで使われているニスは、先ほどお話ししたように天然素材のシュラックニス。なので、現代の化学的な塗装と比べると塗膜が薄く、熱や水に弱いんですが、代わりに、化学系の塗装をされているものは、お直し出来ませんが、アンティークの塗装は、簡単にお直しが出来て、ずっと使い続けることが出来ます。

必ず木目に沿って、削りすぎないよう注意しましょう!

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削りすぎないように注意しましょう。力を入れて削りすぎると、塗装の塗膜を全部削って、アンティーク家具の木地までいってしまいます。
木地の部分にいってしまうと、本体の色まで取れてしまうので、力加減をしてください。
また、削る時は、必ず木目に沿うようにしましょう。木目の走っている方向と同じ方向に削るようにして下さい。

キレイになったら、再塗装していきます!

表面についた古いニスを取って、輪ジミがキレイに落とせたら、次は、再塗装です。

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アンティーク家具で使っているニスは「シュラックニス」と言う、カイガラムシの分泌液で作られているものです。作業を効率よくスムーズに行うため、深さの浅い皿などにシュラックスニスと、希薄液として使うアルコールを入れます。

余談ですが、アンティーク家具の塗装は、こんな風に体に害のないアルコールを溶媒にして使っています。なので、最近、よく見かけるテーブルなどを拭くアルコール消毒液を使うと、もともとアルコールに溶かしてあるものなので、塗装が溶けてしまいます。
絶対に使わないようにしましょう。

いよいよニスを塗ります

ハケにシュラックスニスをつけて塗っていきます。

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器のへりを使い、ハケについた余分なニスを落とします。
ハケにニスがポタポタと落ちるほどついていると、家具に塗りにくく塗装面が分厚くなってしまい仕上がりが美しくならないんです。
ここは腕の見せ所です!

全体にニスを延ばします。一気に塗る!がポイントです。

ハケにニスを取ったら、家具の天板の端から端までハケを止めずに一気に塗ります。

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途中で止まると、キレイに仕上がらないので、思い切って一気に塗っていきましょう。それを何度か続けて、家具の天板全体に均等にキレイに塗っていきます。

いよいよ仕上げ。ワックスの登場です!

仕上げにワックスを塗ります。

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ワックスは簡単に誰でも塗れるので、普段のメンテナンスにも使ってみてください。
ワックスも塗るときは、家具の天板の木目に沿って塗りましょう。
キレイな布(ウェス)でいいのですが、ここでスチールウールを使うと、よりキレイにワックスが入り込みます。
ちなみにハンドルで使っているのは0000番のスチールウールです。

完成間近!キレイに拭き上げます。

最後にウエスで拭きあげます。

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ワックスを塗り終えたら、最後に乾いたウエスを使って余分なワックスを取り除き、乾拭きして完了です。

ついに完成です!

最初についていた輪ジミもキレイに取れました!

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天板もニスやワックスを塗り直したことで、さらに美しく仕上がりました!
ハンドルでは、アンティーク家具もこのような感じで全ての塗装を剥がし、テーブルなどの天板を修理・修復を行なっていますので、お届けするアンティークのテーブルの天板もピカピカに仕上がっています。

もちろん、自分では難しいなと思う場合は、いつでも修復させて頂いていますので、思いっきり使って、いつでもご連絡下さい。責任を持って再びキレイにお直ししてお届けします!

今回修復したアンティークのテーブルはコチラからご覧いただけます。