リビングがスッキリ片付くオススメ収納!わが家のリビングチェスト

水野友紀子
水野 友紀子
チェスト - わが家のアンティーク

老舗家具屋の4代目の嫁、私がリビングになくてはならないと思う家具。
それは、ソファ
・・・ではなく、 コーヒーテーブル
・・・でもなく、
チェスト!です。

リビングにチェストを置いているって言うと、ビックリされることも多いんだけれど、私にとってはリビングの必須アイテム。

逆にここにチェストがなかったら部屋が片付かない~!リビングにあるからこそ、子どもが部屋を散らかしてもなんとか簡単に片付けられるんじゃないかな?と思います。
そんな私の片付けのお供。わが家のリビングで使っているアンティークのチェストをご紹介します。

テレビを見ながら・・・から始まったチェストの場所

わが家にこのチェストがやってきたのは、いつだったんだろう??確か、末っ子が生まれた頃だと思うんです。
赤ちゃんって洗濯物がとにかく多いから、洗濯物を畳んで片付けに子ども部屋まで行くのが面倒で・・・気が付けばソファの上に置きっ放しと言うことが多くなって、それまでと違って部屋が散らかって見えることにイライラしていたんです。

だから、どうしても子ども用の収納、それもリビングに置くタンスが欲しくて・・・
「なぜリビングに?」って聞かれるんだけれど、逆に「なぜリビングにチェストを置かないの?」って聞きたいくらい。

だって、私が洗濯物を畳む場所はリビング。だからリビングでテレビを見ながら畳んでそのままチェストに収納。ほとんど移動せず、すぐに収納出来るから、お部屋も片付いちゃう。
こんなに便利な場所は他にはない!というのが、毎日忙しくて時間がなくズボラな性格の私の発想です(笑)

見せてもOKなんだ!って気付けたこと。

私にとっては、リビングにチェストって、なんの違和感もなかったのですが、その話をすると「リビングにチェストって考えられない」って言われる事も。その理由が最初、全然分からなかったんです。

でも、話を聞いているうちに、日本では「チェスト」と呼ばれる収納におしゃれなデザインのものが少ないんだと言うことに気が付きました。

確かにおしゃれじゃないから、みんなが来るリビングには置かず、あえてウォークインクローゼットなど見せない収納を作って、見えないように片付けちゃうんだな・・・って。

私が思っている「チェスト」は全く逆で、みんなに見せて自慢したいデザイン。だからリビングで使うことに全く違和感もないし、むしろ便利に使えるリビングで使わないことの方が不思議なくらいなんです。

私好みの水色タイルはウォッシュスタンドとして使われていた証

もともと欲しかったチェストはオーク材のドッシリしたものだったんだけれど・・・主人が選んできたのはペイントのオールドパイン材のチェスト。

正直、私としてはチェストであれば何でもよかったんだけれど、本当はチョコレート色がよかったな・・・でも、部屋に運び込まれて、このタイルを見た瞬間、「この子でいい!」って納得して、わが家の一員になりました。

この色。デザイン。私好みのチェストは、しばらくお嫁に行かず倉庫の中で眠っていたもの。倉庫で見た時は、確かにこんなに素敵に見えなかったんだけれど(笑)いつものことながら、お部屋の中に入れたら一気に素敵さが増した感じデス。

ちなみに、こんな風にタイルが貼られているのは、もともとウォッシュスタンドとして使われていたという証。お金持ちのお家のウォッシュスタンドは、ゴージャスな天然大理石などが使われていたんだけれど、一般家庭では、こんな風にパイン材のチェストの中にタオルなどを入れて、天板の上にタイルを貼って水が弾いても壁に飛ばない工夫がされていたんです。そんなタイルが今では一番気に入っています。

取っ手も可愛い!ペイントの剥げている感じが好き!

思わぬ収穫は取っ手。タイルの色に合わせてなのか、陶器で出来た白×ブルーの取っ手が付いていました。個人的にはオールドパインの大きな大きな取っ手が好きなんだけれど、末っ子の手のサイズを考えると、このくらいの取っ手の方がよかったみたい。

年中さんの今、自分で開け閉めできるので、必要なものを引っ張り出しています。(閉めることはしません・・・(苦笑)

それでは、中身がどうなっているか見てみましょう!

一番上の引き出しは末っ子の洋服&下着

一番上は年長さんの末っ子用です。左右2つに分かれているので、左側には100均で買ってきた小さなカゴを入れて下着と靴下、ハンカチを。残った部分にズボンが入っています。

右側はTシャツとトレーナーです。撮影をした時は真冬なので、分厚いものがめいっぱい詰め込んであるのですが、ざっと25着くらい収納出来ています。

真ん中の引き出しは小学6年生の次男。真冬に短パンです。

真ん中は次男。彼にはちょっとこだわりがあって、毎日何を着ていくかを私に聞いてきます。正直、面倒なお母さんは「自分のことは自分で決めなさい!」が口癖(笑)

今年はなぜか短パンで真冬を過ごす事を決めたようで、雪の中も短パン姿デシタ。おかげで今年はこの引き出し1つだけで全部を収納する事が出来ました。

もちろん、季節ごとに入れ替えするので、この引き出しから少しでも溢れるものがあれば、ココには収納しません。あくまで、毎日使う普段使いの洋服ばかりです。

高校1年男子。おシャレに目覚めています

この撮影をするとき、あまりにグチャグチャだった一番下の長男の引き出し。ここだけは、私は手を出していません。

高校生なので、自分で片付けさせているのですが、たまに開けてみるとグチャグチャ。ちょうどいい機会なので「写真を撮るからキレイにしなさい!」と本人にさせた結果がコレです(苦笑)

このまま大学生になって一人暮らしが出来るのかお母さんは不安ですが、おシャレに目覚めた高校生の引き出しは、出張に行く度「おみやげ買ってきて~」と指定されるBEAMSの洋服でいっぱいです。

ちなみに・・・天板は本棚になっています

この子が優秀なのは、チェスト以外に本棚として使えるところ。今、読んでいる本や雑誌をちょっと置いておく場所に超便利なんです。

と言うのも、これまたウォッシュスタンドの証、天板部分のタイルを支えている装飾がブックスタンドにピッタリ!とっても便利に使っています。

リビングにチェストを!絶対におススメです。

これくらいのチェストが1個あるだけで、こんなにもたっぷり収納が出来ます。

もちろん、ここには毎日頻繁に使う洋服だけ。別の部屋にも今だったら夏物の洋服を入れておくチェストがあります。リビングにコレだけの収納があるだけで、本当に便利です。ズボラな私がおススメするリビング収納。ぜひお試し下さい~





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水野友紀子

水野 友紀子

空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。

大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。

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(水野商品館 株式会社)

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