【イギリスさんぽ】バッキンガム宮殿をお散歩してみましょう

水野友紀子
水野 友紀子
イギリスさんぽ

イギリスに行ったら、必ずみんなが訪れる観光名所の1つ、バッキンガム宮殿。
おさんぽするなら、やっぱり衛兵交替パレードの時間がおススメです。
すでにご存知の方も多いと思いますが、お散歩してみましょう。

グリーンパーク駅で下車。公園の中をぶらぶらお散歩

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バッキンガム宮殿までは、いろんな駅で下車して行く事ができます。
ヴィクトリア駅、セントジェームズパーク駅、グリーンパーク駅などなど。どこで下車してもバッキンガム宮殿に続く公園の中を歩く事になるので、お天気がいい日はとても気持ちがいいんです。
今回は、グリーンパーク駅に下車して、グリーンパーク内をお散歩しながらバッキンガム宮殿に向かいます。

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さぁ、みんなでお話ししながら歩きましょう!
この時は、3月だったのでまだ少し肌寒く、残念ながら木にも葉っぱがありません。
イギリスはガーデニングの国だけあって、公園がとてもキレイに整備されています。芝生も青々としていて、ここでお休みの日にゴロンと寝転がりながらお昼ご飯を食べるだけでも楽しいだろうな~

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大きな木でいっぱい!それでは、ここでバッキンガム宮殿に到着するまで、ちょっとお勉強しましょう(笑)
バッキンガム宮殿とは、1703年にバッキンガム公爵の邸宅として建てられた建物です。ジョージ3世が私邸として購入し、19世紀に建築家のジョン・ナッシュに命じて宮殿に造り変えました。
その後、ヴィクトリア女王が18歳で即位した1837年にイギリス王室の正式な宮殿になり、それ以来、英国国王の本邸として使われているんです。

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ちなみに、3月のグリーンパーク内は水仙がいっぱい咲いていました。
ダファディル(Daffodil)と呼ばれる黄色いラッパ水仙はイギリスの人たちに好まれるお花です。この鮮やかな黄色が春を告げてくれるシンボルになっていて、この黄色いお花を見るたびに「やっと春が来た!」って元気になるそうです。日本で言うと桜みたいなお花。そう思うと、気持ちがよくわかって、イギリスで好まれるお花の理由もわかります。

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今はグリーンパークを歩いていますが、バッキンガム宮殿の周りにある公園と言えば、セントジェームズパークが有名です。
セントジェームズパークは、ヘンリー8世の代、1536年に造られたイギリス最古の王立公園です。バッキンガム宮殿からウェストミンスター方向に向かう時に便利。ロンドンにいることを忘れてしまうくらい、自然あふれる公園で、野鳥やリスの憩いの場にもなっています。田舎の景色を再現した園内には水鳥が集まり、運がよければ?ペリカンにも会えるかも!

さぁ、10分弱くらいのお散歩で目的地、バッキンガム宮殿が見えてきました!

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門のデザインも英国王室って感じで美しい~
衛兵の交替式は4~7月は毎日、それ以外は1日おきに行われますが、お天気や王室行事によって変更される場合があるので、事前にHPでチェックしておくことをおススメします。
交替式は11:30~12:10の40分間。でも、その前に衛兵の行進が11:15からスタートするので、少し前に到着しておいた方がいいです。
そうは言っても、ここは世界的に有名な観光名所。1時間前には・・・

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もう、世界各国から人が集まってきています。さぁ、信号機を渡ればバッキンガム宮殿の正門前です。

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1時間前なのに、スッゴイ人(汗)みんなワクワクしながら場所取りをしています。交替式はバッキンガム宮殿の正門前で行われるので、この位置がベストなのですが、逆に行進を見ることが出来ません。
行進はいろんな場所で見ることが出来るので、あまり人ごみが得意じゃない方は、もっと離れた場所で見ることをおススメします。

バッキンガム宮殿の正門前に到着です

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この日はとてもお天気がよかったので、青空をバックに撮ることが出来ました。
宮殿上に、イギリス国旗が見えます。実は、この旗にも意味があるんです。ここに王室旗が掲げられているときは、女王もしくは王がバッキンガム宮殿内に在宅していると言う意味。不在の時にイギリス国旗が掲げられているんです。
どうやら、この日は女王も王も不在だったようです。

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さぁ、みんなで記念撮影。1時間前だとまだこんな風に撮影できますが、直前は人が多すぎてとても出来る状態ではありません。
宮殿周辺には、他にも観光スポットがたくさんあるので、いろいろ歩いてみるのもおススメ。
夏の間だけは授賞式や晩餐会など公式訪問中の来賓客もてなす19室のステートルームなど宮殿内部を一般公開で見ることが出来ます。

クイーン・ヴィクトリア・メモリアルからも見れます

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バッキンガム宮殿正面の前に立っているクイーンヴィクトリアメモリアル。1837年にヴィクトリア女王が即位した記念碑です。
キラッキラに輝く記念碑。ここは少し高くなっているので、ここに立って交替式の様子を見ることが出来ます。
大抵、正面から撮られる事が多いので、ちょっと横から撮った写真をご紹介。1時間前でこれくらい場所取りされているので、ここから見たい方はお早めに~

衛兵交替パレードが始まりました!

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さぁ、はじまりました!衛兵交替式のパレードです。
衛兵の交替式とは、バッキンガム宮殿を護衛する衛兵(BP)とセントジェームス宮殿を護衛する衛兵(JP)が任務を交替するときの儀式です。
隊列は2つの宮殿とウェリントン兵舎、ホース・ガーズの間を行き交わっています。この写真は、奇跡的に一番前の場所をゲットして撮ったもの。押しつぶされそうになりながら頑張りました(笑)

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やっぱり気になるのは衛兵の装い。私が小さい頃、イギリスに行った父からおみやげにもらったのがまさにこの制服を着た衛兵の人形だったんです。その頃から、鮮やかな真っ赤な制服の色。金色のボタン。そしてモコモコとした帽子らしきものは、まるで、おとぎ話の中出てきたようなお人形は、私の憧れでした。
見ていると、まるでタイムスリップしたみたいでおもちゃの兵隊さんが動いているみたいな美しさ。とは言え、手に持っているのは最新式の銃。彼らは本物の兵隊さんなんです。

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バッキンガム宮殿の前で行われる交替式。ちなみに、すっごく気になるトレードマークの頭の帽子。
高さが46cm、重さ約680gの大きな黒い帽子。実は熊の毛皮で出来ているベアスキン帽です。金額もなんと!1つ£650!熊の毛皮だけに冬の防寒具になりますが、夏ってどうなんだろう??って気になります(苦笑)
でも、やっぱりこのおとぎ話から出てきた可愛らしい服&帽子は魅力的。これが普通の軍服だったら、衛兵交替式に世界各国からこれだけの人が集まる事はないと思います!

最後、勇気のある方は、ぜひチャレンジ!

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衛兵交替式の間は、警察官も交通整備やパトロールをおこなっています。警察官の制服も、とっても可愛い!勇気のある方は、ぜひ声を掛けて一緒に写真を撮ってもらってください。こんなステキな記念に残る写真が撮れますよ~
周りの人の目が気になりますが・・・(笑)


水野友紀子

水野 友紀子

空間スタイリスト。
アンティークショップHandleバイヤー。

大学で小さい頃から好きだった化学実験が出来る薬学を専攻。薬剤師となり、製薬会社で研究職に就く。 結婚を機に、休日は嫁ぎ先の老舗家具屋の手伝いをすることに。
家具のことを学びながら、そこで得た知識と固定観念にとらわれない主婦目線での女性らしい提案が、お客様に喜んでもらえることが嬉しくなり、薬の研究を辞め、インテリアの研究に没頭することを決める。
アンティーク家具に出会い、それまで知らなかった世界に感動。 家具やインテリアに対して伝えたいことや、自らが買い付けてきたアンティークに対する想いを「買い付けうらばなし」や「まいにちハンドル」に綴り、日々配信中。

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